全国大会の式典が土曜日である理由

 先日、全国会員大会運営会議の小田原会議をオブザーブに行ってきました。その全体会議の中で、全体スケジュールにおいて、以前は式典は日曜日(の午前中)であったのに、なぜ土曜日(の夕方)になっているのかという質問が出ていました。そこから後、それについて考えていた緒方の理解です。

 

 2008年の浜松大会までは、土曜日の夜に大懇親会、日曜日の午前中に式典というのが標準スケジュールでした。ところが、このスケジュールには問題というか限界があることがだんだんと判明してきました。

 第1に、スケジュールがあまりにも過密で、参加者も運営者も、プログラムを実施するだけで手一杯になってしまうということです。次年度理事長・専務ミーティング、日本JC各委員会のセミナー・フォーラム、宮様歓迎レセプション、大懇親会(+LOMの懇親会)というのが全部1日に押し込められ、参加者にとっては、次々に行われるプログラムについて回るだけで精一杯であり、そもそもいつチェックインしたらええねんとか、そういうことまで問題が発生していたのです。まして、プログラムの間にその地域を自分の視点で観察し、味わい、勉強するというような、全国大会が本来持つ大きな意義については、到底実施困難となっていました。

 第2に、本年度と次年度が交錯して進行することにより、各プログラムの意義が見えにくくなっていたということです。このスケジュールだと、例えば、次年度理事長予定者は、式典で次年度会頭スピーチを聞く前に予定者ミーティングに出席することになりますが、そんなことで内容を理解できるのか、ということです。

 

 そこで、金曜日に大懇親会、土曜日に式典、次年度関係は日曜日に、という新たなスケジュール案が提唱されました。これについては、2008年9月に日本JC本会の理事会で可決審議された「次代の全国会員大会の方針」にも、モデル案として明記されています。

 

 これによって、プログラム構成にも余裕ができ、参加者はセミナーやフォーラムに参加しやすくなる、プログラムの間にその地域を独自に体験することもできる(主管LOMにとっては、それにあわせて記念事業を実施することも可能)、という大きなメリットが発生しました。また、土曜日までは本年度ファンクション、式典で会頭の総括スピーチを聞き、次年度会頭の受諾スピーチを聞いた上で、それに基づいて日曜日には次年度関係ファンクション、という、明確な1つの流れを構成することも可能になったわけです。

 

 したがって、全国大会の式典が土曜日であるのは、単なる運営の便宜だけではない、大会としての本質的な理由があるのです。

 

(2010/03/04)