奈良の伝統事業である春日若宮おん祭は１１３６年に、全国的な洪水飢饉のため万民の苦しみを憂えて時の関白藤原忠通が、若宮社を春日野の仮御殿にお遷し申し上げて数々の芸能を奉納し、丁重にお祭りしたところ、雨は止み、作物豊穣となり天下が無事に納まったことを機に、以来八百七十有余年にわたり途切れることなく毎年行うようになったおまつりであると伝えられております。

例年１２月１７日の正午よりお渡り式がおこなわれ、御縁の深い春日大社の歴史ある行事に多くのメンバーで参加することで、伝統行事として受け継いできたものへの理解を深め、伝統を引き継いでいく意義を感じました。

奈良JCメンバーは郡山藩の郡山家老に宮下理事長、他のメンバーは数槍、後箱、合羽籠、茶道具に分かれて参加させていただきました。

８８８回目という長い歴史あるおんまつりに参加出来た事は貴重な経験だと思います。