2024年度の御礼「心を観じて、心から尽くす」
2024.12.31
本年度、奈良青年会議所の発展にご尽力いただいた関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。
-2024年を振り返って-
2024年1月、奈良青年会議所は事務局を移転し、新たなスタートを切りました。
創立65周年や姉妹青年会議所締結50周年、さらに近畿地区大会奈良大会の主管など記念すべき年を迎えることからスローガンを「心を観じて、心から尽くす」と掲げ、相手の目線に立ちながら、本質を見極め心から相手を想う行動を行ってまいりました。
そして、このスローガンのもとで取り組んだのが「メンバーの人間力の向上」「奈良青年会議所の組織力の向上」「奈良のまちの地域力の向上」の3つです。
①人間力の向上
多くの方々を奈良にお迎えする中で、一人ひとりが心からのおもてなしや感謝の気持ちを自分ごととして伝えると共に、数々の行事をまたとない成長の機会と捉え、物事の本質や地域課題を深化し続けることで、個人の知力や活力を高めることに加え、積極的に社会変革の運動を進める力を養いました。
また、私たちの理念に共感する新たな8名の仲間を迎え入れることに繋がりました。
② 組織力の向上
各周年を過去と未来をつなぐ節目と捉え、歴史を振り返ると共に未来へのビジョンを内外に発信する機会と位置付けました。
創立周年を迎えるにあたっては2年をかけて準備を進め、脈々と引き継がれてきた活動の意義や「心」を再確認すると共に、5年前に策定した年間の運動指針を見直す中で「まちづくり」「ひとづくり」という今後の方向性を定め、内外に発信しました。
また、慶州青年会議所や郡山青年会議所との姉妹青年会議所締結50周年記念式典を開催する中では、青年会議所の三信条である「友情」のもと、半世紀にわたる友好関係に感謝の意を表すと共に、次の年に向けて互いの理解を一層深めさらなる友好の深化を誓いました。
③ 地域力の向上
奈良の魅力を伝える絶好の機会となったのが近畿地区大会奈良大会です。
大阪・関西万博を意識し、来場者が求めるものや新たな可能性を追求することで、来場者の期待を超える、奈良ならではの大会を実現することができ、23,000人を超える来場がありました。
これらを通じて、奈良青年会議所は、地域に根ざした活動を行う組織としてより一層認知されるようになりました。
一方、1月の能登半島地震発生時には、被災地への支援活動に積極的に取り組み支援物資等の提供やチャリティーバザーで支援金寄附、メンバーのボランティア派遣などを行いました。
これらの経験を通して、青年会議所の果たすべき役割の大きさを改めて認識いたしまし
た。
1年間の運動を通じて、関わる全ての皆さまの心を観じて、心から尽くすことで、人間力、組織力、地域力を高めることができたと考えます。
-今後に向けて-
私たちは創立65周年を機に、新たな章をスタートさせました。
明るい豊かな社会の実現に向け「奉仕」「修練」「友情」の三信条を胸に、地域に貢献できる「奈良青年会議所だからこそできること」を追求し、特別会員の皆さまをはじめ、行政や地域住民の皆さまとの連携を深めながら、個性と価値観を尊重したまちづくり、ひとづくりに邁進してまいります。
1年間、皆さまに多大なるご支援とご協力を賜り、誠にありがとうございました。
今後とも奈良青年会議所をよろしくお願いいたします。
創立70周年、そして100周年の未来に向けて、私たちは走り続けます。
一般社団法人奈良青年会議所
第65代理事長 胎中謙吾